ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の予防について
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症に係るワクチン(以下、HPVワクチン)については、平成25(2013)年4月1日から定期の予防接種に位置づけられましたが、同年6月14日に行われた厚生労働省の検討会で一時的に積極的な勧奨を差し控えることとなりました。
ただし、対象者のうち接種を希望する方は、定期接種としてHPVワクチンを接種することが可能となっています。
定期接種の対象者
小学校6年生~高校1年生相当の年齢にある女子
(12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間)
効果とリスクを十分に理解して接種を
予防接種には、ワクチンを受けることで得られる「効果」と、ワクチンを受けたことで様々な症状が起こる「リスク」があります。
HPVワクチンの効果
- HPVの中には子宮けいがんを起こしやすい種類のものがあります。
- HPVワクチンは、この中の一部の感染を防ぐことができます。
HPVワクチンのリスク
他のワクチンにおいても、接種を受けた部位の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがありますが、HPVワクチンは「筋肉注射」という方法の注射で、インフルエンザの予防接種等と比べて、痛みが強いと感じる方もいます。
その他にも、
- ワクチンの接種を受けた後に、まれですが、重い症状が起こることがあります。
- また、広い範囲の痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動といった多様な症状が報告されています。
- ワクチンが原因となったものかどうかわからないものを含めて、接種後に重篤な症状として報告があったのは、ワクチンを受けた1万人あたり5人です。
ワクチンを合計3回接種しますが、1回目、2回目に気になる症状が現れたら、それ以降の接種をやめることができます。
詳しくは、添付のリーフレットをご確認ください。
ワクチンの効果と起こりうるリスクを十分に理解し、接種医とご相談のうえで接種を受けてください。
小学校6年生~高校1年生の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ (PDFファイル: 3.2MB)
【もっと詳しく】小学校6年生~高校1年生の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ (PDFファイル: 4.3MB)
ワクチンを受けた後は・・・
ワクチンを受けた後は、体調に変化がないか、十分に注意してください。
接種後の詳しい注意点は、次のリーフレットをご確認ください。
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ (PDFファイル: 1.3MB)
また、接種後に気になる症状が出たときは、接種を受けた医療機関や周りの大人、もしくは下記相談先にご相談してください。
長崎県医療政策課
- 電話番号:095-895-2466
厚生労働省「感染症・予防接種相談窓口」
HPVワクチンを含む、予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談にお答えします。
- 電話番号:03-5276-9337
- 受付時間:平日 午前9時~午後5時(土日・祝日、年末年始は除く)
- この記事に関するお問い合わせ先
-
健康増進課
〒811-5392
壱岐市芦辺町芦辺浦562番地 芦辺庁舎1階
電話番号:0920-45-1114 ファックス:0920-45-0996
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更新日:2020年11月19日