9価HPVワクチンについて

更新日:2024年04月14日

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令和5年4月から9価HPVワクチン(シルガード9)が定期接種となりました。

HPVワクチンの定期接種で使用できるワクチンは、2価(サーバリックス)と4価(ガーダシル)の2種類でしたが、令和5年4月からこれらに9価(シルガード9)が加わることになりました。

 

9価HPVワクチン(シルガード9)とは

子宮頸がんの原因ウイルスHPVは多くの種類(型)があり、がんの原因となる種類は「ハイリスク型」として知られています。
サーバリックスとガーダシルはハイリスク型の中でも子宮頸がんの原因として頻度の高い16型、18型に対して感染予防の効果があります。
日本では16/18型の2つが子宮頸がんの原因の60-70%を占めると言われており、この2つの型に対してはサーバリックスとガーダシルで予防効果の差はないとされています。ガーダシルは更に尖圭コンジローマの原因となるHPV6型、11型に対しても感染予防効果があります。
予防可能なHPVの種類の数によって、サーバリックスは2価ワクチン、ガーダシルは4価ワクチンと呼ばれます。
一方、シルガード9は9価ワクチンで、ガーダシルで予防できる6/11/16/18型に加え、31/33/45/52/58のHPV型に対しても感染予防の効果があります。サーバリックス、ガーダシルが子宮頸がんの予防効果が約65%であるのに対してシルガード9は90%以上の予防効果があります。

 

9価HPVワクチン(シルガード9)接種スケジュール

1回目の接種を 15歳になるまでに受ける場合

1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

1回目の接種を15歳になってから受ける場合

2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あける。

これまでに2価・4価HPVワクチンを1回又は2回接種したことがある方

HPVワクチンの接種は、原則、過去に接種歴のあるワクチンと同一の種類のワクチンで実施します。

 

対象者

・小学校6年生~高校1年生相当の年齢にある女子
(12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間)

・キャッチアップ接種対象者

平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)で今までにHPVワクチンを合計3回接種していない女性

 

接種医療機関

壱岐市が指定する予防接種実施医療機関は下記のとおりです。

事前に電話で医療機関へお問い合わせのうえ、予約してください。

HPVワクチン接種医療機関一覧

 

予防接種健康被害救済制度について

極めてまれですが、予防接種を受けた方に重い健康被害が生じる場合があります。HPVワクチンに限らず、予防接種によって、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、申請し認定されると、法律に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
なお、現在の救済制度の内容については、「予防接種健康被害救済制度/壱岐市」をご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康増進課
〒811-5392
壱岐市芦辺町芦辺浦562番地 芦辺庁舎1階
電話番号:0920-45-1114 ファックス:0920-45-0996
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