生ごみを減らしましょう

更新日:2025年09月12日

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 どうして生ごみの減量が必要なのでしょうか。壱岐市で発生するごみの半分以上が家庭から出る可燃ごみです。そして、家庭から出る可燃ごみの約3割が生ごみと言われており、その約80%が水分です。生ごみを減らすことは、ごみの重量が減少するほか、ごみの燃焼効率の向上、さらに環境への影響を減らすことにもつながります。

 生ごみを減らす方法をいくつか紹介しますので、あなたの家庭に合った方法で挑戦してみてください。

★食品ロスをなくす「リデュース(Reduce)」

「食品ロス」とは、「まだ食べられるのに捨てられている食べ物」のことです。日本では、年間約464万トン(令和5年度)もの食品ロスが発生しています。食品ロスをなくすことは、ごみの減量につながるうえ、節約にもつながります。

〇食品は適切な量を購入しましょう

 適切な量を購入することで、ごみの発生を抑制することができます。

・買い物に行く前に冷蔵庫の中身などをチェックし、メニューを考えて買い物リストを作成したうえで、必要な食品を必要な分だけ買うようにしましょう。

・買った食品を適切に保存し、残さず使い切りましょう。

・賞味期限と消費期限の違いを理解し、無駄なく使い切りましょう。

(注意)賞味期限とは食品をおいしく食べることが出来る期限で、消費期限とは食品を食べることができる期限のことを言います。

〇調理方法を工夫しましょう

生ごみ自体を減らしたり、生ごみに含まれる水分を減らすことができます。特に、生ごみを水に濡らさないことは簡単で効果的な減量方法です。

・家族の人数や適量を把握して料理を作り、残さず食べましょう。

・作り置きができるレシピを活用し、当日に食べきれなくても次の日などに食べきりましょう。

・調理くずを水に濡らさないように三角コーナー等を蛇口から離れた場所に置き、

野菜を洗う前に皮を剥いて、皮は濡れないようにして捨てましょう。

・三角コーナー等を使っていない場合、皮が濡れないように、剥いた皮をチラシ等で作った紙の箱などを利用し、シンクに落とさないようにしましょう。

〇食品をできるだけ使い切りましょう。

・ニンジンやリンゴなど、皮に豊富な栄養が含まれている食材は皮ごと使うことができます。皮を食べないほうがよい野菜もあるので、皮を食べることができるかを調べてから使用し、よく水洗いしたうえで無理のない範囲で使用しましょう。

・まだ食べられるけど食べ残してしまった料理は、アレンジレシピを活用して飽きることなく食べきりましょう。

★水切り「リデュース(Reduce)」

生ごみは、多くの水分を含みます。そのため、水を切るだけでごみの減量につながる他、悪臭などの予防にもなります。特に、茶殻や煮物等、水分が多く軟らかいものに有効で、20%近い減量効果が出る生ごみもあります。

 

生ごみの水切り率約8%を達成すると、壱岐市全体で年間約108トンのごみ減量につながります。

108トン=令和6年度家庭系可燃ごみ量(4,492トン)×生ごみの割合(0.3)×水切り率(8%)

 

〇手で絞る

生ごみを三角コーナーや水きりネットに入れ、手で絞る、手軽で、効果的な減量方法です。

〇水切り器で絞る

市販の水切り器を使う方法です。使い捨てのものから、洗って使いまわしができるものまで様々なタイプがあります。手が汚れにくい他、生ごみの種類によっては高い減量効果を発揮します。

〇水切り袋を活用する

様々なタイプが市販されていますが、入れる→絞る→捨てることができ、手が汚れにくくなります。

 

(注意)絞ることで生ごみが塊になって燃焼効率が悪くなります。絞った後、少しほぐして捨てましょう。

★乾燥「リデュース(Reduce)」

生ごみの約80%は水分ですが、水切りで除去できる水分には限界があります。
生ごみを乾燥させることで、中に含まれる水分量を大幅に減らすことができます。

〇「食品の食べない部分」を冷蔵庫で乾燥

野菜や果物の皮、切れ端など、「食品の食べない部分」をタッパーに入れ、蓋やラップをせずに冷蔵庫内に保管することで乾燥させる方法です。タッパーに入れるものを細かくするとより効果的です。低温で乾燥させるため、臭いや虫の発生がほとんどありません。

〇干して乾燥

生ごみの水分量が最も減る方法です。生ごみを新聞紙の上などに広げ、天日干しまたは風乾します。
生ごみをネットに入れて吊るしておくと虫や動物も寄り付きにくいです。臭いの少ない野菜くずや茶殻にお勧めです。乾燥させた茶葉やコーヒー殻には消臭効果があります。

★生ごみの自家処理「リデュース(Reduce)」「リサイクル(Recycle)」

 生ごみを各家庭で堆肥にして使用することができ、乾燥させて重量を減らす方法です。壱岐市ではごみ減量化及び生ごみリサイクル強化の一環として、家庭から出る生ごみの自家処理を促進するため生ごみ堆肥化用具購入に対する補助を実施しています。生ごみを減らす方法としては最も効果的ですので、ぜひ活用をお願いします。

生ごみ処理機
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