令和6年度Jブルークレジット認証について(お知らせ)
令和7年3月12日、壱岐市磯焼け対策協議会は藻場再生の取組によるブルーカーボン(注1)の創出によってジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)(注2)から令和6年度Jブルークレジット®(注3)760t-CO2の認証を受けました。これは、同協議会が壱岐島全域での磯焼け状態からの回復に向けて磯焼けの主な原因と考えられるイスズミ等の植食性魚類の駆除活動に令和2年度から継続して取り組んできた結果、郷ノ浦地区において約332ha の藻場の繁茂が確認されたことから、その藻場によるCO2吸収量をブルーカーボンとして申請を行っていたもので、令和5年度に引き続いてのクレジット認証となります。
また、同協議会はこれらの藻場再生の取組が評価され、同年2月20日に開催された脱炭素チャレンジカップ2025において企業/団体賞を受賞しました。
今後は、認証されたクレジットの購入者の公募・販売を進め、その収益を活用して更に磯焼け対策を拡充させることにより、全島的に磯焼け対策を加速化させ、本市周辺海域における藻場の早期回復を図ります。
(注1) ブルーカーボン
2009年10月に国連環境計画(UNEP)の報告書において、藻場・浅場等の海洋生態系に取り込まれた(captured)炭素が「ブルーカーボン」と命名され、吸収源対策の新しい選択肢として提示。ブルーカーボンを隔離・貯留する海洋生態系として、海草藻場、海藻藻場、湿地・干潟、マングローブ林が挙げられ、これらは「ブルーカーボン生態系」と呼ばれる。
(注2) ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)
沿岸域における気候変動対策を促進し、海洋植物によるブルーカーボンの定量的評価、技術開発及び資金メカニズムの導入等の試験研究を行うため、2020年7月に設立された国土交通大臣認可の技術研究組合。
(注3)Jブルークレジット®
日本国内で実施したブルーカーボンを増加させるプロジェクトの実施により実現された温室効果ガス吸収量のうち、JBEから独立した審査認証委員会が認証した温室効果ガス吸収量。
関連ページ
令和6年度(2024年度)第3回Jブルークレジット®認証・発行について
- この記事に関するお問い合わせ先
-
水産課水産班
〒811-5215
壱岐市石田町石田西触1290番地 石田庁舎1階
電話番号:0920-44-6114 ファックス:0920-44-6020
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2025年03月27日