知っていますか?「アンコンシャス・バイアス」
アンコンシャス・バイアスは「無意識の偏見」「無意識の思い込み」などと訳されます。
自分の経験や育った環境、社会属性によって、自分でも気づかないうちに持つようになった物事の見方や考え方のゆがみ・偏りのことを指します。
無意識の偏った物の見方は、普段の会話や生活に溢れています
こんなことを聞いたり、考えたりしたことはありませんか?
・「男の子は」強くなくてはならない
・「女の子は」優しくなくてはならない
・理系は男性、世話好きは女性
・「親が単身赴任中」だと聞くと、父親を思い浮かべる
・DVと聞くと、被害者は女性だと思う
・血液型で相手の性格を想像することがある
・「男のくせに」「女のくせに」などとと思ってしまうことがある
・「普通は○○だ」「それって常識だよ」という言葉を使うことがある
・つい、これまでのやり方や前例にとらわれてしまう
・男性が来客受付や御茶出しをしていると違和感がある
・育休を長期間取得する男性社員は、昇格欲が低いと思う
・家事や育児は女性が行うものだ など
アンコンシャス・バイアスの何が問題なのか?
アンコンシャス・バイアスは日常に溢れていて、誰にでもあるものです。ただ、あることそのものが悪いわけではありません。
問題なのは、「決めつけ」たり「押し付け」たりすることで、自分と違う考え方を受け止められず違うアイデアを活かすことができなかったり、気づかないうちに相手を傷つけたり、差別することに繋がり、一人一人の個性や能力を生かしてその人らしく生きることができなくなることです。
自分の「あたり前」は他人の「あたり前」であるとは限らないということを認識する、気づくことが大切です。
最近の調査では、人と人とが近い地方において、「男らしさ」や「女らしさ」を求められた若い世代が「煩わしい」「ウザい」と感じることが多く、地元離れの原因になっていると言われています。

(注意)長崎県男女共同参画推進センターだより「きらりあ」78号(2022年)の特集「若者に居場所と出番を取り戻すカギ 無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)」より
自分自身の思い込みに気づくことが大切です
アンコンシャス・バイアスをなくすことは難しいことです。しかし、自分自身の思い込みや偏見に気づき、正しい知識を身につけ、より多くの視点、より幅広い視野を持つことができるようになれば、より客観的で公平な判断ができるようになります。
若い世代が、「壱岐に残りたい」「帰ってきたい」「みんなで住み続けたい」と思える島になるように、日ごろの考え方や使っている言葉などをもう一度考え直してみましょう!
性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究
内閣府では無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査を行っています。
調査結果については、以下のリンクからご覧ください。
内閣府 令和3年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究
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更新日:2022年08月26日