熱中症予防について

更新日:2024年05月29日

ページID : 7304

 熱中症とは

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。

屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては、死亡することがあります。

熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気を付けるとともに、周囲にも目を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。 

熱中症を引き起こす条件は、環境からだ行動によるものが考えられます。

  • 環境の要因:気温が高い、湿度が高い、風が弱いなど
  • からだの要因:激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できないことなど
  • 行動の要因:激しい筋肉運動や慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給できない状況など

 これらの条件が重なったとき、熱中症を引き起こす可能性があります。

 

熱中症予防のために

熱中症を防ぐためには、それぞれの場所に応じた対策をとることが重要です。以下を参照し、適切な対策を実施しましょう。

●暑さを避ける、身を守る

・室内では・・

扇風機やエアコンで温度を調節(室温をこまめに確認しましょう)                                                                      遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用

・屋外では・・

日傘や帽子の着用                                                                                     日陰の利用、こまめな休憩                                                                                       天気の良い日は、日中の外出をできるだけ控える

・からだの蓄熱を避けるために

通気性の良い、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する                                                                      保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす

●こまめに水分を補給する

室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する

●暑さの感じ方は、人によって異なります

その日の体調や暑さに対する慣れなどが影響します。体調の変化に気をつけましょう

●高齢者や子ども、障害者・障害児は、特に注意が必要です 

熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。                                                       子どもは体温の調節機能がまだ十分に発達していないので、気を配る必要があります。                                                          のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分補給しましょう。暑さを感じなくても室温や外気温を測定し、扇風機やエアコンを使って温度調整するよう心がけましょう。

 

みんなで防ごう!熱中症 

いつでもどこでもだれでも、条件次第でかかりやすいのが熱中症。特に労働をしているときなどは発症しやすく、症状が深刻な時は命の危険にさらされることもあります。正しい知識と適切な予防法があれば、未然に防ぐこともできるので、熱中症にかかる前からきちんと対策をして、暑い夏を乗り切りましょう。

熱中症が疑われる人を見かけたら

涼しい場所へ

風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内などに避難させる

からだを冷やす

衣服をゆるめ、からだを冷やす(特に、首のまわり、脇の下、足の付け根など)

水分・塩分補給

水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給しましょう。

自力で水が飲めない、意識がない場合などはすぐに救急車を呼びましょう。

 

 下記の熱中症の応急処置をご覧ください。

 

 環境省や厚生労働省のウェブサイトでは、熱中症に関する詳しい情報が掲載されていますのでご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康増進課
〒811-5392
壱岐市芦辺町芦辺浦562番地 芦辺庁舎1階
電話番号:0920-45-1114 ファックス:0920-45-0996
メールフォームによるお問い合わせ