専門学校福岡ビジョナリーアーツと連携協定を締結しました。

更新日:2020年11月17日

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壱岐イルカパーク&リゾートを「教育の場」に!

2020年11月16日、長崎県壱岐市、専門学校 福岡ビジョナリーアーツ(学校法人福岡安達学園)及びイルカパーク指定管理者IKI PARK MANAGEMENT 株式会社で、「イルカパークにおける教育・研究・観光振興による地方創生推進に関する連携協定」を締結しました。

締結式写真

目的等

長崎県壱岐市は、「壱岐イルカパーク&リゾート」を地方創生拠点として、交流人口拡大による地域経済活性化の取り組みを進めています。
その中で、アメリカフロリダ州にあるドルフィンリサーチセンター(DRC)と、飼育技術提携
を行いました。(トレーナーが研修を受けることはありますが、施設として正式に技術提携を結ぶことは、世界初となります。)DRC の提唱する“Relationship Based Training”を取り入れ、ヒトとイルカの信頼関係構築を基礎とした飼育を実践し、日本国内への技術普及を推進していきます。
また、大学等と連携し、飼育下におけるイルカの行動生態に関する調査研究、動物介在療法に関する研究、繁殖に関する研究を推進していきます。
これらの取り組みを通して、多様なステークホルダーと恒久的な関係性を構築し、教育・研究・観光をはじめ様々な分野で「共創」することで、より良い社会の形成と、関係人口創出による地方創生の実現に寄与することを目的としております。

2021年4月より「ドルフィントレーナー専攻(2年制)」創設

福岡市の専門学校 福岡ビジョナリーアーツ(学校法人福岡安達学園)では、2021年4月より、「ドルフィントレーナー専攻(2年制)」を新たに設立されます。
「壱岐イルカパーク&リゾート」を実習施設として、現場実習を受け入れます。新専攻では、カリキュラムの80%ある実習のうち、その多くを現場実習に当て、「現場=学校」という考えのもと、活躍できる即戦力・実践力をもった人材育成に連携して取り組みます。

経緯等

イルカパーク指定管理者であるIKI PARK MANAGEMENT 株式会社には、壱岐市と共に、地方創生の推進主体として、イルカの飼育管理強化をはじめ、交流・関係人口の創出や地域への経済波及効果の創出について、持ち前の多動力を活かして多くの仕掛けを築いていただいております。

その中でもDRC との連携につきましては、壱岐イルカパーク&リゾートに、新たな付加価値を創出いただいたと考えており、これにより、今回の連携協定も実現しました。


壱岐市といたしましては、「壱岐イルカパーク&リゾート」を観光施設としてだけではなく「教育の場」としてもご活用いただき、多くの学生や関係者の皆さんが、壱岐島で学び、即戦力となる人材育成に繋がること。また、その後も関係人口として、何度も壱岐島を訪問いただけるようになることに大変期待をしております。

本協定により、3者が相互に連携を強化し、「共創」により、より良い社会の実現と地方創生の推進に取り組んで参ります。

具体的な取組内容

  1. 教育、人材育成等
  • 専門学校福岡ビジョナリーアーツにおいて、2021年より「ドルフィントレーナー専攻(2年制)」を新設。(30名程度を想定)
  • 本専攻コースの実習先施設として、「壱岐イルカパーク&リゾート」で、学生の実地研修を受け入れます。(カリキュラムの80%が実地研修、そのうち半分程度を壱岐へ)
  • 1か月のカリキュラムのうち、2週間を壱岐で実習、2週間を福岡の学校で授業という想定です。詳細については、今後、2021年春に向けて調整します。
     
  1. 研究等
  • 壱岐市とIKI PARK MANAGEMENT 株式会社が大学等と連携して実施する飼育下のイルカの行動生態研究、動物介在療法に関する研究、繁殖に関する研究について、専門学校福岡ビジョナリーアーツとも協力して実施します。特に、ドッグセラピー等の実績をもとに、動物介在療法の分野で連携します。
    (注意)大学等との研究については、コロナ禍の影響により、延期となっております。コロナ禍の収束状況によりますが、2021年より開始予定です。

    カリキュラム等詳細は、専門学校福岡ビジョナリーアーツのホームページ等をご確認ください。

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