第9回プラチナ大賞優秀賞受賞!プラチナシティに認定されました。

更新日:2023年12月26日

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全国自治体・企業等59件の応募の中から優秀賞に選ばれました。

壱岐市では、未来こども工房合同会社(代表:山本真由美(教材開発・オンライン教育等))及び一般社団法人我見る、ゆえに我あり(代表理事:鬼塚裕司(介護予防事業等))と連携し、日本平均の25年先水準の超高齢化社会、さらにはコロナ禍によりコミュニケーション機会が減少傾向にある中で、「閉じこもり高齢者の社会参加と未来を担う子どもの育成を目的とするオンラインコミュニティー:イキテラの創生」に取り組んでいます。

 この度、この取り組みが第9回プラチナ大賞において、全国自治体・企業等59件の応募のうち、最終審査15件に選考され、令和3年10月21日に開催された最終審査会において、優秀賞を受賞。また、併せて壱岐市は「プラチナシティ」に認定されました。

ステージ上の大きなスクリーンに映し出されている関係者たち、スクリーンの前の椅子に座っている5名の方と、椅子に座っている方々の間に4名の方が立っている第9回プラチナ大賞表彰式の様子写真

第9回プラチナ大賞表彰式

優秀賞

第9回プラチナ大賞優秀賞

プラチナ大賞とは

プラチナ大賞の目的

イノベーションによる新産業の創出やアイデア溢れる方策などにより社会や地域の課題を解決し、「プラチナ社会(注意)」の姿を体現している、または体現しようとしている取り組みを「賞」というかたちで称え、これらを「プラチナ社会」のモデルとして社会に発信することを通じて、「プラチナ社会」の実現に向けたビジョンや具体的なアクションの理解・浸透を図るもの。

(注意)プラチナ社会とは、未来のあるべき社会像として描く、成熟社会における成長モデルの一つ。日本が先進国として直面する課題の解決と、新たな可能性の創造によってもたらされる、豊かで快適な社会のこと。

主催

プラチナ大賞運営委員会、プラチナ構想ネットワーク

共催

総務省、経済産業省、全国知事会、全国市長会、全国町村会、特別区長会

 

プラチナ構想の詳細は、下記リンクをご確認ください。

プラチナシティ認定

プラチナシティ認定証

プラチナシティ認定証(壱岐市)

イノベーションによる新産業の創出やアイディア溢れる方策などにより地域の課題を既に解決し「プラチナ社会」に向かいつつある、あるいは「プラチナ社会」実現に向けた明確なビジョンや具体的なアクションによる素晴らしい取り組みを始めている自治体が「プラチナシティ」です。2014年に制度が開始されました。

 

プラチナシティ認定自治体

プラチナ大賞運営委員会ならびにプラチナ構想ネットワークが開催する「プラチナ大賞」において、各賞(大賞、優秀賞、特別賞、審査員特別賞、プラチナ・イノベーション賞、その他今後新設される賞)を受賞した自治体が認定されます。

オンラインコミュニティー「壱岐の寺子屋(イキテラ)」とは

●オンラインコミュニティー「壱岐の寺子屋(イキテラ)」とは
週に1回オンライン上で集まり、1.認知症予防や空間認知能力を養う高齢者も子どもも楽しむことができる能力開発系のゲームを使用したプログラム。2.高齢者と子どもが一緒に1つの話題について深めていくバズセッションを行います。月に1回は、普段なかなか会うことのできない島外在住のゲストを招待して、子どもたちの将来の指針となる可能性のある人たちとコミュニケーションの場を提供します。

高齢者のハードルとなるIT機器利用、インターネット接続等からサポートするため、これからの時代に必要性が高まっているITリテラシー向上にも寄与しています。

●日本平均の25年先水準の超高齢化社会
壱岐市の高齢化比率(2020年)は38.4%、日本平均予測(2045年)は36.8%と日本の25年先を上回る超高齢化社会をすでに「今」生きている壱岐島。5年後の壱岐市の未来は、30年後の日本の未来であり、先行する地域課題を解決することは、超高齢化社会に耐えうる日本の地域社会モデルを構築することに繋がります。


●高齢者には、生きがいと「今日行く、今日用がある」子ども達には、「共育と、教養を」
1.労働力として社会から離れた高齢者、2.島の未来を創る子どもに焦点を当て、双方が関係しあい、島の発展に寄与する相乗効果を生む存在となれるようなコミュニティーを形成することで、壱岐が抱える問題を解決して、日本の日常生活モデル都市を目指します。

●官民3者連携
・未来こども工房合同会社のオンライン教育ノウハウと、脳トレ系教材の活用
・(一社)我見る、ゆえに我ありの介護予防事業などプラチナメンバーとの活動
・壱岐市の介護予防事業、慶應義塾大学SFC研究所との壱岐なみらい研究所における研究開発サポート
以上の3者が得意分野を持ち寄り協働することにより、今後も長く続く仕組みを構築していきます。
 

「イキテラオンラインTerakoya project of IKI」と書かれているイキテラのロゴ

イキテラロゴ

イキテライメージ

参加イメージ

イキテラ教材

教材例

■今後の展開
このプロジェクトは当初、高齢者・子どもの2点に柱を置いていました。しかし、時代の流れの中で他者との交流が制限されコミュニティが激減している状況を迎えたことにより、ICTツールの活用を柱に追加し、結果的には目指す未来の目標幅を広げることとなりました。
 
オンラインにすることによって加わった新たな二つの特徴としては
1.今まで見落としがちだった「閉じこもり高齢者」へのアプローチが可能となった
2.「不登校児」が参加してくれて学校と家庭以外の「場」になることができた
となります。
 
これは誰一人取り残されない社会を作る土台ともなり、これから徐々に大きな問題として今以上に対策が必要になる2点であったと確信し取り組んでいます。
コロナ禍の状況を注視しながら、リアルイベントも含め、まちづくり協議会など地域活動とも連携を図り、離島・過疎地域のベンチマークモデルとなるよう事業拡大していきたいと考えています。
 

イキテラは、壱岐なみらい研究所における政策研究テーマです。

壱岐市と慶應義塾大学SFC研究所が連携し、社会イノベーター人材を育成するために開設している「壱岐なみらい研究所」。

イキテラは、本研究所の研究テーマのひとつとして、取組を進めています。

この記事に関するお問い合わせ先

SDGs未来課SDGs未来班
〒811-5192
壱岐市郷ノ浦町本村触562番地 郷ノ浦庁舎2階
電話番号:0920-48-1137 ファックス:0920-48-1553
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