(趣旨)

第1条　この告示は、エネルギー・食料品等の物価高騰による負担増に直面する生活者への支援をするため、家計への影響が大きい低所得世帯(住民税均等割のみ課税世帯)に対して、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金(以下、「物価高騰対応重点支援交付金」という。)を活用して、臨時的な措置として実施する、令和5年度及び令和6年度の住民税均等割のみ課税世帯給付金事業に関し必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この告示において「均等割のみ課税世帯給付金」とは、前条に規定する目的を達するために、壱岐市によって贈与される給付金をいう。

(支給対象者)

第3条　均等割のみ課税世帯給付金の支給対象者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。

(支給額)

第4条　前条の規定により支給対象者に対して支給する均等割のみ課税世帯給付金の額は、1世帯当たり10万円とする。

(受給権者)

第5条　均等割のみ課税世帯給付金の受給権者は、第3条における支給対象者とする。ただし、当該世帯主が令和5年度基準日及び令和6年度基準日以降に死亡した場合において、他の世帯構成者がいる場合には、その中から新たに当該世帯の世帯主となった者(これにより難い場合は、死亡した世帯主以外の世帯構成者のうちから選ばれた者)とする。

(支給の方式)

第6条　均等割のみ課税世帯給付金の支給を受けようとする者は、「壱岐市住民税均等割のみ課税世帯給付金」支給申請書(様式第1号。以下「申請書」という。)の提出による申請を行うものとする。

第7条　市は、前条の規定にかかわらず、第3条の支給要件を満たす世帯主がマイナンバーによる公金受取口座の登録があること等により、金融機関の口座を確認することができる支給対象者に対し、「壱岐市住民税均等割のみ課税世帯給付金」支給口座のお知らせ(様式第2号。以下「支給口座のお知らせ」という。)による通知を行うことができる。

(代理による申請等)

第8条　申請者に代わり、代理人として第6条第1項の規定による支給の申請を行うことができる者は、原則として次に掲げる者に限ることとする。

(申請期限)

第9条　均等割のみ課税世帯給付金の申請受付開始日は、市長が別に定める日とする。

(支給の決定)

第10条　市長は、申請書を受理したときは、速やかに内容を確認の上、支給を決定し、当該支給対象者に対し、均等割のみ課税世帯給付金を支給するものとする。

(周知)

第11条　市長は、令和5年度及び令和6年度の住民税均等割のみ課税世帯給付金事業の実施に当たり、支給対象者の要件、申請の方法、申請受付開始日等の事業の概要について、ホームページへの掲載等により住民への周知を行うものとする。

(申請が行われなかった場合等の取扱い)

第12条　市長が前条の規定による周知を行ったにもかかわらず、支給対象者から第9条第2項の申請期限までに申請が行われなかった場合には、支給対象者が均等割のみ課税世帯給付金の支給を受けることを辞退したものとみなす。

(不当利得の返還)

第13条　市長は、偽りその他不正の手段により均等割のみ課税世帯給付金の支給を受けた者に対しては、支給を行った給付金の返還を求めるものとする。

(受給権の譲渡又は担保の禁止)

第14条　均等割のみ課税世帯給付金の支給を受ける権利は、他に譲り渡し、又は担保に供してはならない。

(その他)

第15条　この告示に定めるもののほか、均等割のみ課税世帯給付金に関し必要な事項は、市長が別に定める。