復元王都公園って何?

海都くん・はるのちゃんに聞く! 復元公園ってなに?
原の辻遺跡公園全景

今から約2000年前に栄えた原の辻遺跡は、現在は土の中に埋まっており当時の集落の姿を見ることができません。見ることができない遺跡を見える形で現在に甦(よみがえ)らせたのが復元公園です。復元公園では17棟の特徴ある建物を見える形で復元していますが、実は土の中から200棟以上の建物の跡が見つかっています。復元公園では、見つかった建物の大きさをそのまま再現していますので当時の建物の大きさや建物を建てる技術の高さ、中に入った時の暗さや外との温度の違いなどを体感することができます。

弥生時代(やよいじだい)

弥生時代(やよいじだい) 農耕イメージ

今から約2300年前〔紀元前3世紀〕から1700年前〔紀元後3世紀〕の約600年間の時代。
弥生時代の大きな特徴の1つは、中国大陸や朝鮮半島から稲作の文化が伝わりコメを作るようになったことです。住むところも獲物を求めて移動しながら生活するのではなく、同じ場所に住んでお米を作るようになりました。

「魏志」倭人伝(「ぎし」わじんでん)

「魏志」倭人伝の原文

今から約2000年前、中国では魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の3つの国がそれぞれ治めていました。この3つの国は国の領土を広げていこうと争いを続けていました。3つの国が滅び、晋(しん)という国が中国を統一するとその国に仕えていた陳寿が3つの国の歴史を本にまとめました。その本が世にいう『三国志』です。その『三国志』の中に倭国〔日本〕のことが2008文字で記載されています。この2008文字で書かれた倭国の記録のことを「魏志」倭人伝と呼んでいます。

一支国(いきこく)

一支国(いきこく)交易イメージ

「魏志」倭人伝に登場する国の1つ。壱岐の島は、当時、一支国と呼ばれていました。壱岐〔一支国〕に関する情報は57文字で記されており、「一支国に卑狗(ひこ)と卑奴母離(ひなもり)という役人がいたこと」、「三千ばかりの家があること」、「田んぼを耕しているけれども住んでいるみんなが食べるだけの量が確保できなかったため、南〔日本列島〕や北〔中国大陸や朝鮮半島〕と交易をしながら暮らしている」など当時の社会や生活の様子について知ることができます。

遺跡(いせき)

昔の人たちが生活していた痕跡(こんせき)が残っている場所。

作業員さんたちが掘っている画像

作業員さんたちが掘っているのは昔の竪穴住居の跡。遺構と呼ばれる部分はまわりの土と少し色が違います。

竪穴住居の跡の画像

中央にみえる大きな四角いくぼみが竪穴住居の跡です。まわりの小さな穴は掘立柱建物などの柱穴です。

集落

家族〔集団〕の家が集まった場所。たくさんの人があつまると邑〔ムラ〕が誕生し、もっとたくさんの人があつまると国〔クニ〕が誕生しました。

環濠(かんごう)

環濠のイメージ画像

住んでいる場所のまわりに掘(ほ)り巡(めぐ)らした大きな溝(みぞ)。溝〔環濠〕は外から攻めてくる敵の侵入を防ぐ役割も果たしました。雨などで環濠に溜まった水は生活用水としても利用されました。

遺構(いこう)

土の中に埋まっている昔の人たちが建てたり、掘ったりした痕跡(こんせき)。遺構にはそれぞれ名称がついています。

竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)

竪穴住居跡

食事をしたり、寝たりするための場所。

掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)

掘立柱建物

掘立柱建物

物見やぐら(ものみやぐら)

物見やぐら

集落に攻めてくる敵や不審なものがいないかを見張るための場所。

周溝状遺構(しゅうこうじょういこう)

周溝状遺構

特別な能力を持った者が儀式(ぎしき)を行うための祭壇(さいだん)。

土坑(どこう)

土坑

要らなくなったものを捨てるための穴。

船着き場(ふなつきば)

船着き場(ふなつきば)

海を渡ってきた人が到着する場所。
原の辻遺跡で見つかっている船着き場は国内で最も古いものです。

貯蔵穴(ちょぞうけつ)

貯蔵穴(ちょぞうけつ)

食料を貯蔵しておくための穴

石棺墓(せっかんぼ)

石棺墓(せっかんぼ)

石を組み合わせて棺(ひつぎ)をつくったお墓。

甕棺墓(かめかんぼ)

甕棺墓(かめかんぼ)

甕を棺に再利用したり、埋葬用(まいそうよう)の大きな甕を使ったお墓。

遺物(いぶつ)

当時、生活で使用していた土器や道具、食べていた動物の骨や貝などをまとめて遺物という。遺物にはそれぞれ名まえがついています。

甕(かめ)

甕(かめ)

煮炊きをする時に使用する土器。様々なものを入れて運ぶための容器としても大活躍

壺(つぼ)

壺(つぼ)

食料などを貯蔵しておく時に使用するの土器。川から水を汲んでくる時の容器としても大活躍。

高坏(たかつき)

高坏(たかつき)

料理を盛り付けたり、供え物をする時に用いる器(うつわ)

鉢(はち)

鉢(はち)

水を飲む時に用いる器(うつわ)

木製柄杓(もくせいひしゃく)

木製柄杓(もくせいひしゃく)

川で水を汲(く)む時や畑に植えているものに水を捲(ま)く時に使用する道具。

機織具(はたおりぐ)

機織具(はたおりぐ)

衣装〔貫頭衣(かんとうい)〕などを作るための機織(はたお)り機(き)に使われる部品。

石庖丁(いしぼうちょう)

石庖丁(いしぼうちょう)

石を加工してつくった庖丁(ほうちょう)のような道具。稲を収穫する時に使ったり、料理をする時に大活躍。

石鎌(いしがま)

石鎌(いしがま)

石を加工して作った鎌(かま)。麦を収穫する時に使った道具。非常時には武器としても使われていたかもしれません。

勾玉(まがたま)とガラス小玉(がらすこだま)

勾玉(まがたま)とガラス小玉(がらすこだま)

ネックレス〔首飾り〕などに使われた装飾品(そうしょくひん)

この記事に関するお問い合わせ先

文化財課
〒811-5322
壱岐市芦辺町深江鶴亀触515番地1 一支国博物館内
電話番号:0920-45-2728 ファックス:0920-45-2829
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更新日:2017年03月10日